セクシャリティ。2

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そもそも僕の家では
バラエティ番組なんて見せてもらえなかったので、
まあ今になってその反動で見ているんだけれども、

その話題になってる?そのキャラクターを
全く見た事がない。

全くっていうのは嘘になるかも知れないけれども、
その時間はたぶん、サスペンス劇場か
映画の時間だろう。


テレビ自体、父がずっとテレビの前に居て
チャンネルを変える時には許可が必要だったし、

「ダウンタウンの番組を見たい」
「とんねるず見たい」なんて言えなかった。

夜中に父が寝静まってから
見たギルガメッシュ・ナイト…。

だから、僕は他の人とテレビに対する見方が
違うんだと思う。
その辺にズレを感じた。


こういうキャラクターがトラウマになっている人が
居るとしたら
(異性愛者でも傷つけたというトラウマもあるだろう)
僕がテレビを遮断されていたのも
全てマイナスって話じゃないような気がする。

うちの場合は「テレビの悪影響」というより
「そんな時間があったら一分一秒を惜しんで勉強しろ」
という事だったんだけれども。

それに加えて家庭環境も荒れていたので、
テレビ番組というのは現実逃避に見るもの、
たかが、とんねるずのホモキャラぐらいで
何とも思わなかったと思う。

大学の時も、三人組の女の子が居て、
その中で誰も好きでもないのに
「この中の誰か、一人決めて告れ」
みたいにヤンキーに強要されたりとか。

それで俺がギクシャクしているのを
見て笑いものにする。

嫌だったなあ、あれは。


皆さん、テレビはテレビじゃないですか?
キャラクターはキャラクター。

目の前で、母が父に殴りまくられて、
助けに行けずに「何で助けてくれなかったの」と言われ、
母が泣きながら顔中腫れて実家に戻ってしまい、
父と僕だけで数日間過ごす間、
テレビを見て笑っていてはダメですか?

ある種の、過酷な現実を生きている人間に
とっては、ある種の過剰な笑いも必要で、
あの時代にはそういう過剰な笑いも必要だった
という事。

僕はダウンタウン派だったので
そもそも、とんねるずになったらチャンネル
変えてしまいますが、

当時ああいうキャラクターがあったのは
何もセクシャル・マイノリティへの無理解だけでなく、
ストレスの強い社会において
せめてテレビの中だけでも笑わせてやろうという
テレビマンの心意気もあったかと思います。


全世界的に、フィクションとノンフィクションを
切り分けて考えるというやり方が通用しなく
なってきています。

辛い現実に立ち向かっている
我々は、何に逃避したら良いんでしょうかね?
毒の強い笑いはもうダメなんでしょうか。

まあ、それとは別に、
そのホモキャラで僕が笑うかと言えば
たぶん、笑えないと思いますけど。
安易なオカマキャラは好きじゃないです。
そういう記号的な、セクシャル・マイノリティの
ネタを僕がやるかと言われれば、
まあ、やらないと思います。

セクシャリティは曖昧で良いです。


テレビの悪影響、なんて話もありますけども、
テレビと現実をちゃんと分けて見れるぐらい
理性的な人の方が多いとしたら、

ある種の攻撃性なんかをテレビで笑ったり
泣いたりして昇華させてやった方が
良い部分もあるんじゃないかなーと、

僕なんかは思う訳です。

間違った考えかも、わからないですけれども。


抗議とか、擁護とか、
僕はどちらの立場にも立ち難いので、
このような記事を書いてみました。


この記事について
このページは、2017年10月1日の午前7時10分に最初に書かれました。
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