まもなく、三回忌を迎えるのだが…。
うちは七月盆である。
親だから、無条件に子を愛せるし、
子だから、無条件に親に従える…。
たとえ、儒教社会であっても、そんな風に、
誰しもができる訳じゃない。
「毒親本」ブームがある。いっとき、内田春菊が
ブレイクしていた時は、また、別の距離感があったの
だが…最近の「毒親本」を読むと、なるほど、
ヘビーでハードで、しかも不可避な状況があって、
これは内田春菊「ファザー・ファッカー」の同工異曲で
あると思うような事しきり、であるが…。
それであるにせよ、「自分の親」が、無条件に愛情を
注げる…と決まった訳ではない。なるほど、人間だって動物
である。どうやら、人間には「言葉」なり、「文明」なり
呼ばれるものがあるらしい。それでもって、それに加えて
脳みその力でもって、「細やかな情愛…」も発揮されて
いる。
で、あるからこそ、シナリオが何時の間にか、書き換えられて
いる事もあるので…。まだまだ僕も、人間について知らない、
社会について知らない事があって、それは、もしかしたら
江戸時代のナニガシがとっくに知っていた事なんだろうけど、
僕は、それを、これから知ろう、としている訳であって、
何とも、「面白い…」時代ではある。
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