メモみたいなものだが…。
発達障害、自閉症、アスペルガーが全部、
「自閉症スペクトラム」?に包括されて
しまったのかな?
うつ病の大分類が「大うつ病」になって
しまったかのように?
自閉症スペクトラム、というものの病圏が
余計にハッキリしなくなってしまったように
思える。発達障害、自閉症、アスペルガーの
類型化もできないままに、ごった煮に
してしまったのではないか。
現在、福祉の世界で使われている「発達障害」は
「自閉症スペクトラム」を指してしまっている。
そのため、厚生省のネットで出している発達障害の事例は、
まるで統合失調症の誤診ではないかと思わせるが、これは、
アスペルガーと統合失調症が症状が似ているせい
だと思う。
人それぞれの特性…というのは、児童の多様的な様相を
示しているのではなくて、病圏をしっかり定義できて
いない用語を用いているせいであり、一義的に
児童の現象ではなくて言語の現象である。
発達障害だけでなくて、うつ病や、統合失調症、
その他、総合的にサポートします、というのなら
理解できるが、どうして発達障害だけをフォーカス
しようとしているのだろうか。
発達障害支援法はあるが、うつ病支援法、
統合失調支援法はない。特定の精神疾患のみに支援法を
作るのは、誤診を招かないだろうか?…とは思うが、
精神医学の概念の特徴として、どうも、「病圏」というのが
ある。統合失調症病圏、などと使う訳であって、これまでは
他の診断を当てはめていたものに対して、
発達障害症候群病圏、というものができあがってしまった
ようだ。
ケーススタディは、重い疾患、紹介しやすい疾患とその経過、
治療が扱われる。病圏が広がりつつある現状に対して、
僕たちは、自分たちや自分の子供や家族が、正気である
証明をするのが困難な時代になってしまってきている。
これに対抗するアプローチで、一番大きなものは、
社会が多様性を認め、社会が許容の範囲を広げ、
精神疾患を発症しやすい過酷な環境を改善し、
何より、ひとりひとりが無理をしないで生きるように
していく事である。また、同時に、カウンセラーの
レベル、友人のレベルで解決すべき事は解決し、
精神病棟と社会の間の、グループホームやデイサービス
のようなものがあれば良いかと思うが、
この施設に関しては、医療費削減が見込めるようで
なければ、また、精神病棟をひとつの利権と考えると、
政治的には困難なようには思う。
発達障害支援法を根拠として、全国各地に様々な支援センター
が作られているかと思う。当然、このような支援センターは
新しい時代の利権となる。福祉に利権などある訳がない、
と僕も思ったが、「利権」などといった、ダークなイメージ
のものであるからこそ、「福祉」という、クリーンな真綿に
包むのが、人間の心というものではなかろうか。
何も、僕は、この世に理想郷を作りたい訳ではないので、
利権があろうと、なかろうと、はっきり言ってどうでも
良い。ただ、あまりにも、精神医学とその周辺の世界という
ものが不可思議であるから、探求はしたいと思っている。
そうなると、精神病棟を開放化しつつ、一部の病棟を
グループホームのような形態に変換していく事が
望まれよう。
望まれよう?
この記事について
このページは、2019年9月12日の午後4時41分に最初に書かれました。
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