宿命(さだめ)

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宿命と知れど
牡蠣の殻を叩き割る時
眉間の皺が 天井に突き刺さる

その度 天井に穴を穿つのである

グッドモーニングの替わりの珈琲と
グッドバイの替わりのクッキーを
ホテルボーイから奪い取って

流れ流れて やっぱりタウンワークの頁は
何時も「海鮮関係」で指を止める

思い出すだけで
口からタラのすり身が零れるのです。


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