Dokuzetsu

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同じような毒舌でも、相性というものがあって、この人の毒舌は好きだけど、あっちの人の毒舌は「ただの悪口だ」なんて思ったりする。毒舌というものに、ユーモアをこめてみたりするのだが、やはり相性というものがどうしても存在する。
 
近所に、統合失調症の独居のお婆さんがいて、いつも窓から外に向かって、近所の人の悪口を言っている。まあこれも毒舌の範疇なのだろうが、多少、ユーモアを交えて悪く言おうとしている。ただ毒づくのではなくて、何らかの比喩表現であるとか、面白おかしくしようとしているフシがある。
 
統合失調症もかなり底をついている状態で、病識もほとんどない状態だからかなり末期的なのだが、このユーモアの部分に少し、「正気」を感じる。かなりイカレテイル状況の時は、ユーモアがかなり制限されている。そういう時は大抵、外に出て、ハタキか何か持って、特定の人物にずっと毒を吐いている。
 
こういうお婆さんは純度の高い狂気を持っているが、誰しもこういう病的な部分は持っているものであり、怒りは病的とは少し違うが、人間というものは抽象的な概念や制度に対して怒ったりする事ができる。共産主義が嫌いな人は共産主義を憎む事ができる。だが、怒りの部分は動物的な部分でもあるので、そのあたりが人間の難しいところだろう。


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