心の病は気の病

with コメントはまだありません


「心の病は気の病」
これは、「しんのやまいは きのやまい」
と読む。
 
つまり、この警句の場合、心臓の病という
事になる。
 
心臓のドコソコが悪い、と医者に宣告されると、
かえって気に病んでしまう。心臓というのは
意識しやすい臓器であり、故に、
「心」と名の付く臓器である。
 
昨今、早期発見、早期治療が謳われているが、
特に「心の病」の場合、気にしすぎて、
何だか「苦しい…」と感じる人はいないだろうか?
 
リスクの宣告そのものが、治療に影響を与えるので
ある。日経に、「自分の余命 知りたいですか? 検査値で生存確率判定」
という記事があったが、
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO4915127029082019TL1000?disablepcview
検査や、宣告そのものが、健康に与える影響というのを
無視しているように思う。ロボットや機械の検査と違って、
人間は、検査や、検査結果、宣告そのものに影響を
受けてしまう。そのあたりをフォローして今後は記事を
書いて欲しい。
 
朝日新聞から日経新聞まで、一斉に早期発見、早期治療という
事では一致しているので、まあ、これも、医療関係の
提灯記事と言えよう。「提灯記事なんてある訳がない」
というところにこそ、提灯記事はある。
 
医療に関連する広告、影響に対する規制が、結果、
健康に関するマス・マーケティングを発展させ、
官民一体となって病院へ行こう、検査を受けよう、
というブームメントとなっている。
 
前立腺がんや、甲状腺がん、その他、様々な「疾患」において、
過剰なスクリーニングの実害がレポートされているにも
関わらず、そちらが一向に周知される気配がないのは、
僕は、医療とか、健康とかいうものにこそ、
ファシズムがあると思っている。
 
もしかしたら、あなたは、XXかも知れません…。
そんな広告を目にする事がある。
あらゆる医療プロモーションは全て正しい、という、
暗黙の了解を僕たちは取らされようとしている。
 
そして、時折、明らかに病院に非のある医療ミスが、
報道や裁判で血祭にあげられ、この、健康ファシズムの
時代の生贄となるのである。
ナーンチャッテ!!!!
ナーンチャッテと、言いたくもなるわい。


この記事について
このページは、2019年9月3日の午後12時22分に最初に書かれました。
その後も、内容を更新したり、削除したりする場合があります。
古い記事は、内容が古くなっているか、間違っている場合があります。
その場合でも、訂正や修正をしない事もあります。
また、記事は、用語の厳密性に欠き、表記揺れも含みます。
厳密な調査に基づいた記事ではありません。これは筆者の主観です。
怪文章のようなものもありますので、回覧にはご注意下さい。
自分でも、「馬鹿が馬鹿言ってる」と思うような記事もございます。






SiteMap | ページ一覧 | サイトマップ