ソフトバンクの企業価値と漫画原稿

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ソフトバンクの企業価値について
Reutersの記事があった。
 
コラム2019年2月7日 / 15:17 / 35分前更新
コラム:ソフトバンク孫社長、「時価総額安すぎる」は本当か
 

まず、ソフトバンクグループの保有株式の総額から2割差し引くべきだ。ヤフー(4689.T)などの企業に対する同社の持ち株比率は大きすぎて、株価を暴落させずに売却することはできない。

 
昨今、漫画家本人が、公式に過去の漫画原稿を販売する事例がある。
 
「ミスター味っ子」「将太の寿司」の直筆漫画原画を販売!
 
「がきデカ」原画作品一覧
 
漫画家本人がお亡くなりになった場合、
残された漫画原稿は相続資産として見做される。
現物を評価したとして、その枚数が膨大であれば、
それに対して相続税が課税される。
 
ところが、突然、大量の漫画原稿を売却しようとしても、
引き取り手がない。
そうすると、言い値で売却してしまい、
その売却で得た金に対して相続税を支払うという
事になってしまうが、結局、
安値で売る事になって損をしてしまう。
 
そう考えると、事前に、コツコツ、
ファンに譲っていくのが良いやり方だ。
これなら漫画家本人、ファンにとっても良い形である。
いざ亡くなった時に、
何らかの美術ブローカー等に売却してしまうと、
結局、そのブローカーが
利益の多くを独占する事になってしまうだろう。
 
国立の漫画図書館を創設し、
遺稿を買い取って散逸を防ぐ、という手も
あろうが、遺稿の買取基準をどうするか、
等々、問題もある。
 
漫画家のキャリアで、
単行本を100冊出したクラスだとして、
そうすると2万枚以上の漫画原稿がある訳であって、
1枚10万円クラスの漫画家の場合、
20億円なんて査定を税務署にされてしまったら…。
結局、税務署の胸先三寸の話なので、
それならば事前に取れる手段は取りたい。
 
亡くなるまでずっと売れっ子で、
プロダクションもしっかりしているような漫画家であれば、
残された原稿に対しての相続税も支払えるだろうが、
そういう漫画家ばかりではない。
出版社に預けておいた原稿が散逸・紛失してしまう事例
なども聞くし、「漫画原稿」というものの難しさがある。
 
こうなってくると、
漫画原稿を担保にしてお金を借りるとか、
亡くなった時にいくらの値段で譲渡するという
デリバティブ契約を結ぶとか、
色々やりようがありそうで、
こういうのは結局はナニワ金融道みたいな
オチになりそうで怖い。
仮想通貨が結局そうだったし。
 
漫画家も、芸術家のような評価をされ始めてきた時代、
芸術家のように漫画原稿を積極的に
販売してこなかった漫画家にとっては
(かつて、劇画原稿を読者プレゼントや販売した時代もあるが)
悩みの多い状況となったのではないかと思っている。


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このページは、2019年2月8日の午後12時31分に最初に書かれました。
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