夏の俳句・習作

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川花火 山と人とを 映す光

故郷の、河川敷の花火を見に行った時の思い出。花火の光が、
山を映し出す時、人の姿も、夜の中にふわあっと湧き上がる。
今、湧く?という表現が気になった。
そこで、表現をより変えて、

川花火 山と人とを 湧かす光

としてみてもよい。大騒ぎの「湧く」と、光や水が吹き上げる「湧く」
の双方の意味を持たせる。
どうもまだしっくりこない。順番を変えてみるとどうか。

山も人も 湧かす光だ 川花火 

こうすると、「光」の近景、「山」の中景、「川花火」の遠景、
つまり「山」「人」「光」ときて「川花火」という、
豪華で田舎じみた、よい光景が浮かんでくるし、
こちらの方が力強さがある。

そこで、これを決まりの句としたい。

山も人も 湧かす光だ 川花火 
100gallon作


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