オカルトに取り込まれやすいジャンルというものが
ある。例えば郷土史などがそうだ。
東日流外三郡誌は、戦後最大の偽書とも
呼ばれている。
精神医学はどうだろうか。
臨床文化人類学?という分野があるかどうか、
よくわからないが、医療と民族、
医療と時代、というのが、ひとつの補助線に
なるような気がする。
医学というものは、実は、オカルトと地続きの
ものであり続けているような気がするのである。
故にエビデンス・ベースの治療方針というのが
重要になってくるだろうが、
病巣を完全に排除する、根治する、
早期治療で病巣の芽を断ち切る、といった
シャカリキさには、オカルトに近いものを
感じないでもない。
がんに対する、民間治療もひとつのオカルトで
あるとするなら、執拗なまでの検査や、
あらゆる病巣や病因を探し出すような執念という
のも、やはり、オカルトめいて思えてくる。
最新医療がどうであろうと、普通の日本人は、
ある程度の標準的な医師に出会い、
標準的な治療を受けられれば御の字であって、
病巣、病因探しで奔走して力尽きて倒れると
いうのは本末転倒のようにも思う。
ひとつの時代の、ひとつの国家の
医療である…という達観は必要ではないかと
思うのである。
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このページは、2019年9月8日の午後3時28分に最初に書かれました。
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