Tiryo-Shohi-Shakai

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大量消費社会なんて言われ、資本主義はイケナイなんていう言説があるが、このようなコロナ渦で、それをストップさせてしまうと、大量の失業者が発生してしまう。事実、株価が大幅に下がれば企業の活動は停滞して、反資本主義者も失業する、という事がわかってしまった。
 
おおよそ、貨幣経済というものが、資本主義のベースとなっており、貨幣経済を超えていこうなんてポストモダンの言説もあったが、結局、今言われているのは「金を配れ」である。何故「仮想通貨」や「評価」を配れ、と彼らは言わないのだろう?
 
国民に二枚ずつ布マスクを配る…それならば、「評価」を配る、国民それぞれのSNSのアカウントに「いいね」を2つずつ配るのはどうだろう?アカウントを持っていない方には、郵送で、「いいね」のカードを二枚配ります。これは良い考えだと思う。評価経済のMMT理論である。国家は無限に「いいね」を発行できる。
 
などと、つまらない冗談はさておいて、これは、かなりの、瞬間風速的な大不況であり、ちょっとビックリしている。1人の人が1人より少ない割合で感染させていくと、いずれおさまっていくのであるが、例えば1人の人が常に2人以上感染させていくと、2の累乗で感染者が増えていってしまう。これを1人以下におさめていくには、かなり頑張って「自粛」しなくてはならず、経済的なダメージはかなり大きい。ごく短期間に区切って、思い切って封じ込めをしたところで、感染が収まらなければ「自粛損」のような形になる。
 
自粛、自粛を続けて、残った産業が医療産業と公的部門だけだったら、それこそ、笑えない。失業や倒産の恐れがないところは、幾らでも自粛できるし、幾らでも自粛せよ、と言えるが、そうでない人たちはどうしたら良いのだろう。漫画家の風刺がちょっと反発を受けて、やれそもそも漫画家は風刺から始まっていて…とあるが、現代の売れっ子漫画家というのは、どう考えてもブルジョワジーに属してしまうし、貧しい風刺画家が検閲に怯えながらの乾坤一擲といった泥臭さはなく、あくまでもスマートだ。
 
権威を叩く笑い…というより、その「権威を叩く笑い」が、商業ベースのインフラにしっかり乗ってやっている訳であって、権威が落ちたというより、権威を叩く側が偉く(強くなった、といった方が正解であろうし、権力が遍在する時代である。分散型の権力の時代)なってしまったのではないか?と僕は思った。


この記事について
このページは、2020年4月3日の午後7時20分に最初に書かれました。
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