反グローバル経済モデル

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選挙も近いので、日本共産党や立憲民主党が描くような、
「反グローバル経済モデル」確認しておこう。
 
まずグローバリズムからは距離を置き、
アメリカや中国の言うなりにはならない、
土地に投資するより人に投資する、
大企業中心よりも中小・零細企業を優遇する。
 
モノよりも人。
という訳で、貿易中心の経済から
内需中心の経済に回帰する。
富裕層から徴税し、社会福祉を充実させる、
その過程においても内需中心の経済への
回帰にシフトしてゆく。
 
おおむね、このような理論かと思う。
アメリカの民主党の女性候補たちにおいても、
こんまりメソッドの流行においても、
この手のものが受け容れられる素地はあるように思う。
 
感情的な反グローバリズムではなく、修正的、代案的な
「反」グローバル・システムであれば、
資本主義者でさえ必要としている事だ。
 
日本共産党、立憲民主党などの左派の野党に
おいては、この手のモデルを自明的に、
はっきりと提唱していく必要があろう。
どんな経済モデルにも破綻はあるので、
対案として、お抱えの経済学者にしっかり語らせるも良し、
間違っても漫画家をブレーンに迎えるような悪夢は
前回きりにして欲しい。
 
そう、どんな経済モデルにも破綻はある。
現状のグローバル・システムに破綻があるから、
その対案である反グローバル・システムに破綻はない、
という論法は有り得ない事を前提として。
野党の無謬性を補強するだけの、学者や芸人は
遠ざけて欲しいと僕は思うのだが…。


この記事について
このページは、2019年2月12日の午前9時40分に最初に書かれました。
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