別れろ!論への疑念

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麻薬を常習していた時、何らかの男女ペアでそれを
行っていて、再犯を防ぐために「別れろ!」と
アドバイスするのが慣例のようになっている。
 
麻薬の常習を精神病と捉えて、その因子を取り除く
といった考えなのだろうが、あまりに短絡的なように
思う。
 
因子だとして、その因子を取り除けば、必ずその
作用に対して反作用が発生する。それの代替になる
ものもない状態で、精神的に不安定になる可能性は
かなり高い。
 
愛着が強い場合、別のパートナーを探すか、
もしくは他の愛着の対象になるものを見つけてしまい、
それが新たな因子、トリガーになってしまう可能性も
ある。そうすると、未知の因子が発生してしまうので、
それならば、既存の、既知の因子、トリガーを持って
もらって、それをコントロールするという考え方も
あるかと思う。
 
うつ病の人は励ましてはいけない、
麻薬中毒者はそのパートナーと別れるべき、
という、この手のべき論は、あまりに実態を見ていない、
硬直的な考えのように思う。もう少し実態は多様で
あるように思うが、どうか。
 
狼男を撃つ、銀の弾丸はない。


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