地域の自治を行う事を目的とするのが、
自治会なり、町内会であろうと思う。
規模が大きく、資力のある自治会/町内会
の場合は、パート等を雇い入れる場合も
あるようだが、
多くは、専業でそれを行う事ができない。
現代の日本企業において、要求されている
のは「企業統治」といわれている。
統治=ガバナンス である。
統治=ガバナンスがあるからこそ
管理=マネジメント が活きてくる。
この、ガバナンスが、この手の団体で難しい
事である。マネジメントは、まあ、やろうと
思えばできる。だが、ガバナンスは、
構造的に難しい。
統治=ガバナンスが成立するためには、
権力の正当性であるとか、誰がその団体を
所有しているか、という事が根拠になる。
株式会社であれば、代表取締役があり、
誰がどれだけ株式の持ち分があるか。
債務、債権関係、取引関係等々。
自治会や町内会のガバナンスは、結局、
「古くからやっている人の言う事を聞く」
「役員が決めた事、上の会議で決まったようにする」
「行政からの指示に従う」といったもので
あり…これは、民主主義でもないし、
上意下達の硬直的なガバナンスになりやすい、
その上、「誰が決定権があるのか」というのが
全く、判然としない。
企業が、企業統治のレベルを上げていく一方で、
地方に存在する町内会/自治会のガバナンスの
レベルがそのまま放置されていくとなると、
若者、移住者、移民による「町内会離れ」はますます
進んでいくだろう、と予想される。ガバナンスに
対して意識の高い人たちは、ガバナンスのレベルの
低い団体に所属する事を選ばないだろう。
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このページは、2020年1月23日の午後12時42分に最初に書かれました。
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