ゲーム作りと…

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ゲーム作りをしている。
https://consuming-places.net/
 
近作は「大脱走」や「大介護列車」だ。
無料であり、アクセス解析もしていないので
自由に遊んでくれたら嬉しい。
 
Google広告を入れている関係上、「アクセス数」だけは
ボンヤリわかってしまうが…。
 
さて…。島田紳助の件と、宮迫の件は全く違う、と
言わなくてはならない。
紳助は「ヤクザとの付き合いがあり、それを完全に断ち切るぐらいなら
芸能界を辞める」という筋立てだったように思う。
 
入江をはじめとする、宮迫以下の芸人たちが、
「指定暴力団」ではなくて「詐欺事件」の団体の
「会」に呼ばれた、という事。
 
僕が、法治国家として不公平だな、と思うのは、
この詐欺事件の団体も、例えば自動車は使うだろう、
そもそも会場となる場も借りているだろう、
様々な企業、組織、個人と関係していたのは
想像のつくところであり、
 
それを、雑誌で取り上げられ、ニュースになり、
世論で叩かれているという一点を持って、
「罪」が大きくなり、それがまた自己増幅していく…
という点を危惧したい。
 
ニュースの時代、モニターの時代であって、
事件そのものよりも、事件は、モニター(雑誌等の活字媒体も
含む意味でのモニター)の前で発生してしまっている。
 
生活保護の河本の件についても、本来であれば、
謹慎すべき事柄ではなかったように思う。
 
今回の闇営業の件でいえば、一時的なゴシップの欠乏が、
過去の事件を掘り起こす切っ掛けにもなっているように
思われる。僕らがニュースを望むから、ニュースが
生まれるのである。
 
トランプ大統領の言うところの「フェイク・ニュース」
云々というのは、かなり一面的なこの事象の部分であって、
モニターの前で、僕たちがニュースを欲しているからこそ、
という部分は、もう少し、認識した方が良い。
 
例えば、この詐欺集団に会場を貸したホテルなり飲食店なりが、
責任を負うだろうか?車を売ったディーラーはどうか?メーカーは?
「詐欺集団はトヨタ車を使っていた!」というのがニュースにならない
のは何故?
 
反社との付き合いを禁じる、という規制が、非常に曖昧で、
世論に阿った行使をされているのは明白であるのに、
それを、スポンサーや、まさしく「世論」に配慮してしまって、
芸人の闇営業だけが悪い、という世論が、
あらゆるところで展開されているところに、
 
僕は、暗澹たる気持ちになるのである。
 
ニュースになって、社会的に叩かれている事こそが
社会の罪なのだ…と平然として、配慮しているこの
商業主義こそが、僕らの住んでいる社会を息苦しくしている
原因のようにも思える。
 
だが…これは誰かの陰謀ではない。マスメディアが腐っているからとか、
企業が弱腰だからとか、という事ではない。それが、モニターの時代
というものだ。事件は会議室で起きているんじゃない…などと
モニターで嘯いているが…事件こそは、モニターの前、
モニターの中で起きているのである。
 
その、空々しさぐらいを、誰か、モニターの中で言ってやったら
良いかと思うが、みな、符牒を合わせて、だんまりだ。
僕はアメトークが好きなので、今回の馬鹿馬鹿しい茶番に関しては
非常に残念な気持ちでいる。
 
今回の件で言えば、詐欺集団に対する憎悪よりも、詐欺集団と
関係していた事の憎悪を、社会的憎悪を掻き立てる筋立てに
なっていて、それは、本末転倒じゃないの?と思う。
芸人たちが、もし、闇営業を断っていたら、詐欺事件は食い止める
事はできたのか?資金の流れという意味でいえば、この団体と
関わったあらゆる資金の流出先を罰するのかといえば、
そうではない。
 
これが法治国家か?まるで封建的であり、
まるで社会的な人民裁判的、秘密警察的であり、
このようなゴシップ主義に対して、むしろ、憤然と抗議すべきは
スポンサーの方ではないか?これで良いのか?
 
自分たちの会社の製品、サービスだって、
間接的にこの「詐欺集団」で使用されていたかも知れない
だろう。あくまで、スクープされ、ゴシップになったから
芸人の闇営業だけが、叩かれ、仕事を失っている。
これが封建的でなくて、何が封建的だ?と
僕は問いたいね!
 
奇しくも、トランプ大統領が、一時的にせよ、ファーウェイとの
取引禁止を引き上げたが…。この詐欺集団と、一切、1ミリも
関係していない企業、個人、組織が、このグローバル時代に
あろうや?
 
そんな事で言えば、この詐欺集団に自動車を売っていなければ、
事件そのものも、発生しなかったかも知れぬ。こいつらの
宴会の会場をどこも拒否していれば、闇営業自体が不可能で
あっただろう。建物、ビルを貸した責任は問われているか?
詐欺の資料を作った印刷会社はどうだ?どうだどうだ?
そうではない。そんな事は不可能なのである。では何故、
闇営業だけが叩かれているか?それはスクープされ、
ゴシップになったからだ。これがモニターの時代の
ゴシップ主義である、と僕は断じたい。
 
偽善、ここに極まれりである。反社会的勢力と付き合いを
してはいけない、という、メッセージを表明する事が目的
なのである。メッセージはあくまでメッセージであり、
事実を全て洗い出す訳ではなくて、あくまで、スポットライトの
当たっているものに皆で石を投げているだけの話である。
 
故に、仮に、反社会的勢力という認識があったにせよ、
ここまで叩かれる理由はない。恒常的に深い付き合いがあり、
詐欺の活動にも加担していた、というなら別だ。
そうではないのなら、皆で、石を投げるようなバカ騒ぎ、
茶番はもう、やめよう。
 
追記:
 
ただ…改めて思うのは…モニターに生まれ、モニターで育ち、
モニターの力で糊口を凌いできた芸人というものは、
やはり、モニターによって死に、殺されるのもまた、
宿命なのだとしたら…。
 
宿命であるにせよ…モニターの中だけでの「事件」である
事はまたぬ。


この記事について
このページは、2019年6月30日の午前9時26分に最初に書かれました。
その後も、内容を更新したり、削除したりする場合があります。
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厳密な調査に基づいた記事ではありません。これは筆者の主観です。
怪文章のようなものもありますので、回覧にはご注意下さい。
自分でも、「馬鹿が馬鹿言ってる」と思うような記事もございます。






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