元号はオープン仕様

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時間論、空間論、権力論、天皇論から言えば
元号には問題があるが、デザインや仕様という面から
見ると、決して悪くない。
 
元号は、日本国内で使用される事を目的としているが、
別に他の国で使われても構わないものであるし、
何よりひとつの個人や組織が独占的に使用する事もない。
 
「昭和エログロナンセンス」という言葉もあるように、
他のジャンルのワードと自由に組み合わせて使う事ができる。
 
今と昔では、時間に関する考え方が違う。標準時が存在しない
時代の元号と、標準時が存在する時代の元号、
そしてGPSが自動的に時間をセットしてくれる時代の元号…
元号計算は自動でエクセルがやってくれる時代の元号…。
 
元号はかくして軽く、オープンになった。オープンであるが
故に、決め方については何かしらの有職故実が未だに必要とも
言える。グローバリズムはバツ、ナショナリズムはバツ、の
日本共産党にとっては、不都合な状況であるとも言えるが、
令和という元号、正直、良さ、重みはない、だが、使われる事に
意味があり、様々な分野で使われる事が良いだろうし、
今時珍しい、ライセンス料のかからない版権であるからして、
そのあたりをアピール…しなくても良い、ただ、使用料のかからない
強いIP、商標、それが元号である。


この記事について
このページは、2019年4月23日の午後4時20分に最初に書かれました。
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