手術のリスク、因子のリスク

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はっきりした事はわからない…という前提の
話が多くて恐縮なのだが…。
 
手術のリスクにしろ、因子のリスクにしろ、
「院外」つまり病院を跨いで発症、または死亡
したケースが捕捉されないのは、
 
「個人情報保護法」が理由のようである。
そういう事を、ちらと、書き残した病院の
ページを見て、そのように思い立った。
 
因子による発症率が1年間で5%、
手術による死亡率が0.5%~0.7%だと仮定しよう。
手術によって、発症率を70%~80%除去できるものとする。
 
この場合、これらの数字が、どれだけのケースを
カバーしているか…?というのは不明である。
当然、統計なので、大量に集められれば、個々のデータの
歪みが抽象化される…という傾向はあろう。
 
因子として「頻脈性の心房細動」というのがあったとして、
何歳でそれが最初に発生しているのか、高血圧のある状態で
発生しているのか、ない状態か、または糖尿病のある状態での
発生か、ない状態か、高血圧も糖尿病もある状態か、
また、高血圧や糖尿病があった場合、既往歴は何年か、
脳出血体質か脳梗塞体質か、これはワーファリンの使用の
判断に関わってくる。
 
つまり、本来の因子というのは、多様であるのだが、
そのような多様な生データを丸めているのが
これらの発症や死亡のリスクの数値である。
 
あらゆるリスクの数値は不明だが、とにかく、リスクを
賭けて手術をして、因子の不安定要素を除去する…
というのが、男らしい、浪花節の、前向きな生き方として
称揚されるきらいがあるが、
手術をしないで薬物治療を継続して、因子や病気と
共に生きる、というのも、勇気ある行為として称揚されて
良い。早期発見できなかった事案は悲劇となり、
早期発見できた事案は英雄劇となるが、
手術をして合併症を発症した事案が悲劇として喧伝される
事がない。これが過剰診断の構造である。
 
また、因子Aと因子B、複数の因子があった場合、
それらが拮抗する場合もあれば、単純にかけあわせる場合も
あろうし、更に相乗効果で増す場合もあろう。
 
医療統計上の確率というのは、純粋な数学と違うので、
単に確率論の数学的操作をすれば良いという訳ではない。
 
そのような統計上の操作が可能な統計の数字がある
場合もあろうが、因子=要素を丸める度合いが強いほど、
また、因子同士が複雑系の度合いが強いほど、
その操作には誤差が生じやすい。
にもかかわらず、単純にリスクの数字をかけあわせて、
患者を脅かしつける医師はいないだろうか?
 
医師法においては、どうも、意識を失う、出血が激しい等、
生命の危機が差し迫っている場合を除いて、手術というものに
おいては、必ず、患者や患者の家族の同意が必要である。
 
また…それぞれの因子、バイタル等の状況によって、
手術の推奨グレードというものが標準医療として存在しており、
この場合は手術を強く勧める、こういう場合は、患者が希望した
場合のみ手術を行う、ああいう場合は患者が手術を希望しても
勧められない、などとグレードに濃淡がある。
 
循環器学会は、非薬物の治療について、そのリスクや推奨
グレードをPDFでネット公開しているため、それを見るのも
良いだろうと思う。
 
不整脈、心房細動の因子を持つ患者の脳梗塞の発生率
…という事に関しては、心房細動が発作性か、慢性か、
トータルでどれぐらい健康であるか…という部分が大きいように
思う。
 
「心房細動」という因子で統計を取った場合、
老若男女、様々な状態の人たちがいる訳であって、
その中の、ヨボヨボで、どうしようもない層を
ボリュームゾーンとして、そっから5%発症していたとしたら、
心房細動という症状のみにフォーカスした治療は、
脳梗塞の予防医療として有効度が低いのではないか…?
という疑問も拭えぬ。病院が出しているPDFにも、おかしな
統計の出し方をしているものもあるものでね…。
 
心房細動というのは、あくまで、それのみで失神する場合を
除けば、それに付随する脳梗塞等の発症を予防するという
考え方である。人間は、色々な事に気を付けて生活していく
ものなので、心房細動という因子だけを見て、その因子だけを
躍起になって除去しようとする考え方は行き過ぎであるように
思う。
 
僕のブログというのは、用語の使用という事に関して、実は
不徹底であり、かなり自己流に書いているので、伝わらない部分も
あるかと思うが、ご容赦されたいと思う。


この記事について


このページは、2019年8月25日に最初に書かれました。
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