流行の行政フレーズ

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安倍内閣の言うところの
「一億総活躍社会」
また、沼津市が言うところの
「世界で一番元気なまち」
 
ファシズム的な思想というより、
流動性が高まった社会、世界において、
統治する側がこの社会をどう
見ているのか…という点が
気になった。
 
まずこのフレーズが実現不可能である
事は当然としても、
「一億総活躍」だとか「世界で一番元気な」
だとかという状態を、
国家や行政が嬉しそうに見守るという、
「統治者のまなざし」を読み取る
事ができるかと思う。
 
市民なり、国民なりという個人に対して、
観客ではなく、俳優となって、
行動してもらいたい、という統治者の
意志だ。
 
大介護時代を迎えて、
なるべく個人に自立してもらいたい、
という意図からこれらのフレーズが
編み出されたのは事実であるが、
国家や行政は、いわゆる領土的な、
流動的でない、モバイルでない、
土地に根差した世界観というのを
未だに強く持っている事が伺える。
 
国家、行政というのは
徴税能力があって、それを行使する
事で成立している。
だから領土的な世界観があるのは当然だが、
僕らがこれらのフレーズをいささか
時代錯誤に感じてしまうのは、
流動的で、ローカルとグローバルが交差
しつつあるこの社会と、フレーズの持つ
世界観とのズレを感じているからでは
ないか…と思った。
 
僕が住んでいる通りに関しても、
行政の人がこう言った、と人づてに聞いた。
 

この通りは面白いので
今後集中的に鍛えていくつもりだ

 
税金を払って公共サービスを受けている以上、
僕らは統治されているのは事実ではあるが、
こういう領土的な発想というのを
未だに持っているのだな、
と思ったのであります。
 
ちょっと、うまく言えないんだけど、
この日本という国は、統治という事に関して、
どういう世界観なり理論でやっていくつもりなのか、
そのあたりをもう少し詰めた方がスッキリすると
思います。
 
有識者会議とかすぐ開くけど、
いったい何を話し合っているのかなあとは
思います。
アベノミクスの長期政権で、何か、
やはり理論的な遺産というものを残してもらいたかった。
 
野党は格差是正、福祉の充実、というあたりで
議論をしていったと思うのであるが、
このあたりの…「統治者のまなざし」という点については、
民主党であれ、自民党であれ、あまり変わらなかった
部分だと思う。
 
安倍政権と言えば、「ファシズム的思想」が
批判されたりするが、僕が違和感を感じるのは、
 

ファシズムどころか、
かつての昭和的なローカルな統治ができなく
なっている時代に、
どうして統治についての世界観を更新しないのか?

 
という点である。
野党のファシズム批判は、結局、野党と与党の
「統治感覚の古さ」を共に誤魔化しあう
茶番であるとすら思う。
 
そもそも野党は、一方では与党の統治不全を批判しながら、
一方では安倍政権のファシズム的性質を批判する、
これは野党の理論の矛盾というより、
この「ねじれ」自体に今の政治の実態というものがあるのでは
ないだろうか。
「統治のまなざし」の変化の前兆とも言えるか?
 
うーん。
ちょっと違うか?
 
関連して、
「日本凄い!」というミュージシャンは愛国的に捉えられるが、
「東京!」「この街!」みたいなミュージシャンやアーティストは
ポップの文脈で捉えられる。
よく「東京!」って言う方いるじゃないですか。
そう考えると「都市」っていうイメージが、
現代の僕らの「想像の共同体」の単位なのかも
わからないですね。


この記事について


このページは、2019年1月10日に最初に書かれました。
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