昨今、アイドルブームと言われているそうで、
ヒットチャートを見ても、アイドルの曲が多く、
アイドル+ダンスグループ+アニメ系
といった様相を呈してきた。
AKB商法などという言葉もあって、アイドルに
対して如何に「課金」させるか…という、実に
嫌らしい話である。
だが…本来は、アイドルを応援する、というのは
ファンの自由意志であって、アイドルが結婚して失望
したのであれば、応援するのを素直にやめれば
良いのであるが…。
そうはいかない人間の情というものがあるようだ。
怨念!まさに怨念であろう。アイドルだって人間なので
あるから、そんなに「綺麗に恋愛して綺麗に結婚」なんて
いく訳がないのである。過剰に美化しているのは
ファンの方であって、もう少し、アイドルを熱狂的に
応援している方々には、人間というものを知って
欲しいと思う。
どんな経緯こそあれ、アイドルの結婚相手をあそこまで
罵倒するのは「ネットいじめ」である。諸君らは、
非常に人間として情けない事をしている。
これまで、自分が如何に応援し、大量に課金してきたか…
という事を、ネットいじめの正当化の材料にしている。
だから僕は、アイドルは好きだが、アイドルを応援する
という行為は好きになれないのだ。あまりにも熱狂的
すぎる。狂っている。ファンにそこまで束縛されてしまう
アイドルというのも実は非常に不幸な、悲劇のヒロインや
ヒーローのようにも思える。
反論できない相手を、いくらネット上とは言え、あそこまで
罵倒するのはフェアじゃないと思う。反論の手段がある者
同士が批判し合うのはフェアだろうが、相手が反論できない
のをわかっていて、「応援」「課金」という事をちらつかせて
罵倒するのが、どれだけ人間的に程度が低いか、
理解した方が良いと思う。
「自分は誰それのファンである」という事を、過剰なまでに
アイデンティティ化してしまう事は危険だ。心の闇が
噴き出してしまう。このアイデンティティ化こそが罵倒を
生んでいる。アイドルを応援するという行為自体が
危険な行為のように、僕には思える。
偶像崇拝を禁じる宗教というものがあるが、こういった事を
防止する意味合いもあったのかな…とふと思った。
この記事について
このページは、2019年11月13日の午前6時00分に最初に書かれました。
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