思い出

with コメントはまだありません


思い出がある人 ない人
本来はそれぞれであるのだれども
共通の思い出があるふりをする事がある

そういう処世術だ

思い出があるふりをしているうちに
思い出を共通の思い出に寄り添わせているうちに

何時の間にか ありきたりなイメージだけが残る
語り口によっても影響されるだろう
誇張しているつもりはなくても
イメージは その語り口の色や味に染まっていく

例えば 神社のお祭りという思い出
僕やあなたに 本当にそういう思い出があるだろうか
何でもない そのままの話を聴きたい

オチがなくたっていいじゃないか
僕ら芸人じゃないし
芸人であっても 芸人である前に人間なのだから
なんちゃって

空転する歯車のように
そんな考えが音を出して軋んでいる
許してつかあさい
許してつかあさい
そんな風に工業機械が叫んでいる

この機械は何の音
ああ それは空調だよ
空調だよ
空調だよ
天井の高い作業現場にその台詞がエコーした


この記事について
このページは、に最初に書かれました。
その後も、内容を更新したり、削除したりする場合があります。
古い記事は、内容が古くなっているか、間違っている場合があります。
その場合でも、訂正や修正をしない事もあります。
また、記事は、用語の厳密性に欠き、表記揺れも含みます。
厳密な調査に基づいた記事ではありません。これは筆者の主観です。
怪文章のようなものもありますので、回覧にはご注意下さい。
自分でも、「馬鹿が馬鹿言ってる」と思うような記事もございます。




SiteMap | ページ一覧 | サイトマップ