好きが前提

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沼津は、「ラブライブ・サンシャイン」と提携している。
「聖地」などと呼ばれている。
 
ラブライブのアニメの舞台が沼津だったから
である。
 
街づくりは、必ずしも住民の合意を必要とする
ものではないし、
行政が景観としてOKだと考えるならば、
もうそれに従うしかない。
  
ただ、僕は異議を唱える自由ぐらいは
あるだろうと思っている。
 
「ほら!可愛い女の子のアイドルだよ!流行のアニメの
萌え絵だよ!
みんな好きでしょ!好きじゃない?頭ふる~い」
 
というような、「好きが前提」というのに
戸惑っているだけだ。
 
コラボするのは商店街が決めた事で、
個々の店が決めた事ではない。
商店街の合意というのは、あくまで事業体として
そう判断しただけで、
個々の店主がそれに、心理的にも従う必要はない。
  
別に、推進したって構わないが、
「こういうアニメを好きじゃない人がいる」
という想像力を持って欲しいと思うのだ。
 
僕はオタク文化は嫌いではないし、むしろ
親しみを感じているのだが、
自分の好きなものに対して、もう少し、
客観性を持って欲しいと思うのである。
 
ファンは、まあ、しょうがない。
熱狂しているのだから。
だが、仕切る立場であるのなら、もう少し
客観性を持って欲しいとも思うし、
 
狼男を撃つ銀の弾丸はない
 
のである。
町おこし、起死回生の秘策、なんてない訳であって、
まあ、一旦始めた事だから、ラブライブはちゃんとやって
いった方が良いだろうが、
流行のマーケティング術や、街おこしの
トレンドの施策、
 
この手のものを、次から次へと打ち出していく…
というのが、最近、あまりにも顕著で、
そりゃあ、いち店主からすれば、
「少しでもお客さんが増えれば…」
という気持ちがあるので、この手の乱れ打ちを
否定はしないだろう、
 
しかし、今まで打ち出され、死んでいった施策の
事を思い出すたびに、
きっとラブライブもそうなるだろうな、と思う。
 
僕は、秋葉原が好きだ。
秋葉原も一夜にして、オタクの街になった訳ではない。
 
電子部品の街から出発して、
ラジオ、テレビ、PC、萌えなどのオタク…
と、広がってゆき、
少しずつ、文脈や文化を、地域と共有していった。
 
沼津には何があるのか。
いったい何があるのか。
 
ただ、一方で思うのは、
どの街もこの街も成功する訳ではない、
負けていく街があり、勝っていく街がある、
だが、良い負け方、というのもあると思う。
 
ラブライブに熱中するのは良い。
だが、僕は、この街が、
「うまい負け方」をしていって欲しいとも思う。
 
アニメは文化だ、
ただ、こうやってわかりやすいものだけが文化ではない。
 
僕は、この「ラブライブと沼津」というテーマが
好きではない。
違うテーマを日々、考えたいと思っている。
 
もちろん、この事ばかりを考えている訳ではない。
何か…他の、小さくとも良いから、熱中できるテーマが
欲しい。
 
「ラブライブと沼津」という事を論じていくと、
色々な人を傷つけてしまう事を自覚している。
ただ、こうやって変わっていく沼津を見て、
「ふうん?」と呟くだけの、感受性でもないから、
本当に困っている。
 
一番の願い、
このテーマが頭の中から飛んで、消えてしまう事だ。


この記事について


このページは、2018年10月29日に最初に書かれました。
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