夜を歩く

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夜の木々の中を歩く

夜の空気は
人間を幻想的な気分にさせる

昼間見えていたものが見えない
夜にしか見えないものはない
引き算の結果 見た事のないものを
見ているかのように錯覚する

だから夜は幻想的
夜の闇は永遠の気分

明けない夜はないという

光のために闇があるのか
闇のために光があるのか

夜は問いかける
我は無である
お前も無であるか と


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