瞬景

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深く深く水の中に落ちていく。呼気が気泡となって海面を目指し、私は海底に向かう。

海底には潜水艦があった。覗き窓を叩いてみると、亡妻が居た。おい、お前なのか。私の言葉は気泡になって消えてゆき、呼吸が苦しくなる。

「××さん、また巡回しますから、何かありましたら其処のブザーを」

潜水艦の中の亡妻は本当のそれではない、もっと深く海溝を潜らなければならないだろう。私は大きなフラフープを目印に海溝の淵を目指す。

もっと深いところで、亡妻は、シングルベッドに横たわっていた。おい、しっかりしろ。生まれ変わるんだろう?しっかり、しっかり。私は夢の中に居る事を自覚した。これは私の深層心理の風景というわけだ。それならばミラクル。

王手、飛車取り。

七冠王が最後の一冠を奪われた瞬間に見た、白昼夢でありました。彼は、そのまま、あじさいの露と消えました。

あじさいの花が、咲いていた。

----露と落ち露と消えにし我が身かな 難波の事も夢のまた夢


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